2025.05.2418:00
🦖ジュラ記 vol.18 /「クオリア」解説
ムジナーの皆さんコンニチハ
土曜がやってまいりました!
ソウです🦖🔥バーン
先日、MUJINA 5枚目のシングル「クオリア」が配信リリースされました!!!🎉
約半年ぶりの新譜!!!!
このブログを見ているということはMUJINAのコアな部分も知りたいハングリーな人たちだと思うので、
新曲「クオリア」について僕目線でレビューしていこうと思います🦖
今日のブログは特にいろんな人に見てもらいたいから、初めてFREEで書いてみようかな。
もし面白いって思ってくれたら、ファンクラブに入って限定記事読んでくれたら嬉しいです😎
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まず「エレクトロスウィング」という音楽はご存知だろうか。ここから僕なりの解釈を含めた解説をしていきたい😎
「エレクトロスウィング」という音楽ジャンルの代表的なアーティストはCaravan Palace、Swingrowers、Tape Fiveとかかな。
まだそこまで日本に浸透してないけど、海外ではクラブシーンに進出していたり人気の音楽で
個人的にもメチャメチャ好きな音楽なんです。
この「エレクトロスウィング」はMUJINAとも親和性があって、
ヴィンテージレトロなスウィング・ジャズ要素
+
現代的なEDMやハウスミュージック
これらを融合させた音楽で確立してるんです。
まさに音楽の"温故知新"なのである!!☺️
ちなみにMUJINAはというと
ヴィンテージレトロなスウィング、ビッグバンドを彷彿させる要素
+
現代的(2020s〜)な邦ロックをシネマティックに表現した音楽
これらを融合させたハイブリッド音楽!
まさに音楽の"温故知新"なのである!☺️
時代は巡るって言うよね。
先人に敬意を払いつつ、変化した時代に合わせて新しい要素を加えて個性的なアレンジへ。
音楽は死なないんです。
この時代でも生き続ける音楽を作るんです。
そして次の時代で同じような考えのミュージシャンに響かせていきたい野望がある!
よし、結構アツくなってきたぞ文字を打つ手が止まらん
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さてこのクオリア、実は前作「ハルシネーション」と同時期に並行して作り始めていた作品なんです。
僕は最近作曲する時に、まず頭の中で「○○のシーンみたいな情景が浮かぶ」とかそんな事をふわっと考えながら作ったりする事が多くなってきたんだよね。
今作は映画「9人の翻訳家」っていうサスペンス映画を観て雰囲気を構成していきました。
この映画にこんな感じの音楽は別に流れてる訳じゃないし、テーマソングを作ってる訳でもないけど
このサスペンスな展開を観て感じたものを音楽にしてみたというか
「この本を読んだ読書感想文を文章じゃなく音楽で表現しなさい。」
みたいな難題を自分なりに紐解いて表現した感じなんです。
シネマティックな表現に繋がる要素だね。
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余談なんだけど、
その頃僕がつけた仮タイトルは「叙述トリック」。
この映画は非常によく練られた伏線が張り巡らされてて、小説で言うところの叙述トリックを匂わせるカメラワークで想像が膨らんでたから。
叙述トリックを極端に説明すると、
大学生と書かれていたら18〜22歳
太郎って書かれていたら男性
更には「朝食に納豆と味噌汁を..」って書かれてたら確実に日本で起きている出来事を想像すると思うんだ
でも終盤に差し掛かって
浪人しまくった50歳の太郎ってあだ名の女性がアメリカで朝食を食べていたシーンだった
みたいなオチだと想像してた世界がぶっ壊れるよね?
別に伏線回収でも何もないし、受け手が勝手に勘違いしてただけのこんな感じのことを叙述トリックっていうんだけど
そんな展開を音楽で彩ってみた感じなんです。
そのデモに歌詞をユウタロウに付けてもらったら、
「他人とは共有できない、非常に個人的な体験、主体的に感覚を通して得られる独特な質感」
を意味する「クオリア」ってタイトルが付けられていて。
もちろん受け取り方は人それぞれだけど、めちゃめちゃ叙述トリックやんアッツってなりました。
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さて「クオリア」の聴きどころを紹介しましょう。
ユウタロウ発案で電話のシーンを入れる事になり、ミステリアスな雰囲気をまとったイントロから物語は始まります。
ラジオで流れているようなピアノワーク、
当初僕が打ち込んでいたピアノはメチャメチャシンプルなエレクトロスウィングではよくある感じのフレーズだったんだけど
天才ピアニスト・ミタンが僕の意図をめちゃめちゃ汲んだ上で6億倍カッコいいフレーズにしてくれました。
そしてバンド・イン。
どの楽器を聴けばいいのか分からないくらい皆違う事をしていて、どの楽器も主役になり得るアベンジャーズじみたイントロ。
そんなキャラ強たちが一つの音楽にまとまっている、これはMUJINAらしさを表現したかったところ。
そこで登場するお洒落なカッティングギターでグルーヴに徹するのめちゃめちゃ気に入ってます。
5年くらい前まではまさかこんなギターを作って弾くは微塵も思わなかったなあ。
ここまで背景にエレクトロスウィングの構成を叩き込みながらも、サビはしっかりJ-POP的なアプローチ。
変拍子フェチ喝采パート。
景色の変わるラスサビ。
そしてエンディングは電話のシーン。
これをシネマティックと呼ばずには居られるか!!!
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後半長くなりすぎてきた焦りからちとハショり気味になっちゃったけど
「クオリア」の背景は語れたんじゃないかなと思います!🦖
是非サブスクで皆たくさん聴いてください。
1人でも多く聴いてほしいのは勿論そうなんだけど、
1回でも多く聴いてもらえるのってすごく嬉しいんです☺️
レコ発5/30(金)渋谷eggman、絶対に見に来た方がいいです、断言します。
遠方の方も、もし可能性があるのならば是非検討して欲しいです!
長々と読んでくれてありがとうございました!
それではまた来週🦖!
SOW
まっは
2025.05.25
読書感想文を音楽で、というのも叙述トリックっぽいのかなぁと思いました☺️
色々な読み解きが出来て面白いなあと思いながらノリノリで聴いております!
あ、そして変拍子パートでテンションが上がっております助かります!変拍子だからだけではなくて、構成がカッコ良過ぎて!🙏✨